開業候補地の情報をスピーディーに
開院にあたっては、その候補地として米沢市、天童市、東根市を考えていました。勤務医時代からつながりがあり、開業支援で多くの実績をあげているMARUKIさんに相談したところ、それぞれのエリアごとの候補物件や医療機関に関する情報をスピーディーに提供いただくことができました。その中から現在の開業場所を選択したわけですが、山形県第4位の人口規模、米沢市の病院で長く勤務医として働いてきたこと、そしてJR米沢駅に程近く、しかも土地が広く余裕のある駐車スペースが確保できるといった点が決め手となりました。
設計段階から感染症対策に配慮
開院時期がコロナ禍と重なったことで、設計段階から感染症対策に取り組むことができたと考えています。患者さん同士の接触機会をできるだけ減らせるように、患者さんの動線については特に配慮したほか、受付スペースにビニールシート用のカーテンレールを設置、さらに、非接触で会計ができるセルフ精算レジも導入しました。診察機器についても、エアロゾル防止の観点から耳鼻咽喉科での治療にはつきもののネブライザー(吸入器)は初めから導入せず、鼻スプレーについても、患者さんごとに先端を交換できるタイプのユニットにしました。こうした機器に関する情報提供は、まさにMARUKIさんの得意とするところで、紹介いただいた機器の中からベストな選択ができました。
今後は舌下免疫療法にも
勤務医時代を含め、患者さんからよく聞かされてきたのが、「おっかなくて、話聞けなかった」という言葉です。どこを受診したらいいかわからない、そんな患者さんの窓口になること。それが私のクリニックの目標です。コロナ禍の中でも比較的順調なスタートを切ることができましたが、今後は、舌下免疫療法といったアレルギー治療にもより積極的に取り組んでいきたいと思います。開業後、初めてまとまった雪が降った時、駐車場に設置した融雪装置がうまく起動しないということがありました。そのことを伝え聞き、スコップを持って駆けつけてくれたのがMARUKIさんでした。そんなフットワークの軽さを武器に、引き続きのサポートを期待しています。